イチローのトレードその2

 NPB3年目に210安打を打ってから常に第一線で活躍してきたイチローにとって今回のトレードはMLB挑戦以上の出来事のはず。各報道でもあるようにヤンキースが今回のトレードでイチローに求めたのは怪我をして今季絶望になったガードナーの穴埋め、つまり来期のレギュラーはまず無いだろうという条件のトレードだから。仮に今回のトレードがなかったとしたらマリナーズは40歳までの残り2年という契約をしたと思う。
 契約といえばちょいと前に新聞屋が「マリナーズOBがイチローと再契約したら反吐が出るつったwwwwwwwwww」という記事を書いてたけど、件のマリナーズOBジェイ・ビューナーが言ったことを要約すると「もしマリナーズが今のイチローと3〜4年3000〜4000万ドルで再契約したら反吐が出る」ということで日本の新聞屋の書いた記事とは意味が違ってきます。なんというか日本の新聞屋の見出し記事、一部抜粋記事はもうちょっとどうにかならないかね?そらそんな契約したらおいちゃんでも絶句しますわ。で、個人的な予想ですがグリフィー最後の2年が250万ドル程度だったことを考えると守備走塁は現役なイチローとは単年400〜500万ドル、2年総額800〜1000万ドル+出来高くらいで契約がまとまっていたんじゃないでしょうか?ちなみに今期は1700万ドルです。
 で、トレード先のヤンキースで再契約できる可能性は?と聞かれるとかなり難しいんじゃないかと思っております。ヤンキースというチームを考えると残りのシーズンでどれだけの成績を残しても再契約は確実とは言えないと思います。ガードナーの代役として取られたのでメインポジションはレフト、となるとヤンキースなので打撃の良い代役をオフにどっかからひっぱってくる可能性はいくらでもあるわけでして。というようにマイナス材料はいくらでもあります「イチロー知名度なら興行的なメリットも〜」という声もありますが大正義ヤンキースにとってははした金なのでたいした材料にはならんでしょう。今期残りの成績がよければ優良なトレードの駒として扱われるかもしれないですね。ということで来期の契約は無いんじゃないかな?と思ってます。もしかしたら2〜300万ドルでワンチャンあるかも?



 で、どのくらいの成績を残せるかですが現状からそれほど上下しないんじゃないかな?イチローなので長打もさほど増えるとは思いませんし。守備走塁に関しては球場が変わったことなどを考えても多分同じくらいの活躍はできると思います。来期どうなるかなーマリナーズ戻ってきたりしてなーってさすがにそれはないか。